London Barclays Cycle Hire
今日(7月30日)からロンドン中心部でBarclays Cycle Hire(公共レンタル自転車システム)が始まる。ロンドンの中心部に約400ヶ所に設置されたドッキング・ステーションに専用の自転車が合計6000台ほどされ、利用者は最寄りのドッキング・ステーションからその専用自転車に乗って行き、別のドッキング・ステーションに返却する。実は数年前にも別の自転車シェア制度があったのだが、ロックを解除するのに携帯からSMSメッセージを送ったりしなくてはならなかったりとか、台数があまり多くなかったりなどが原因で(たぶん)あまり流行らなかった。しかし、今回はTfL(Transport for London:ロンドン交通局)が行う制度ということもありロンドン市民の注目度はかなり高い。というか、僕の注目度がかなり高い。
詳細についてはTfLのページに詳しいが、せっかくなので少しここでも紹介してみようと思う。
Barclays Cycle Hire | Cycling | Transport for London
利用方法
Barclays Cycle Hireの自転車を利用するには2通りの方法がある。
1. メンバーとして事前登録する
2. メンバーにならずにその場で料金を支払って使用する(カジュアル利用)
1.はUK在住者のみ可能なので、UK在住者以外の人は2.のカジュアル利用となる。なお、7月30日からはとりあえず1.のメンバーのみ利用可能で、2.のカジュアル利用は近日利用可能となる予定だそうだ。
メンバー利用
料金(下記)はメンバー登録時に支払う。メンバーシップ・キーが自宅に送られて来るので、そのキーをドッキング・ポイントのキー・スロットに差し込んで自転車を取り出す。メンバー登録は下記のページから行うことができる。
Barclays Cycle Hire Scheme | Transport for London | Become a member
カジュアル利用
料金(下記)はオンライン、あるいはドッキング・ステーションに設置されたターミナルで支払う。ターミナルではカードのみ使用可能で現金での支払いは受け付けない。5桁のリリース・コードが表示されるので、そのコードをドッキング・ポイントで入力して自転車を取り出す。
全てセルフサービスなので、ドッキング・ステーションから自転車を自分で取り出して乗って行き、任意のドッキング・ステーションに返却する。24時間利用可能。
以下のオフィシャル・ビデオも参照。
料金
料金は「アクセス料金」と「利用料金」2つのパートに分けられる。「アクセス料金」とは、アクセス期間=「どのくらいの期間自転車を利用する(予定)か」によって決まる料金で、
| アクセス期間 | アクセス料金 |
|---|---|
| 24時間 | £1 |
| 7日間 | £5 |
| 1年間(メンバーのみ) | £45 |
である。ただし、1年間のアクセス料金はメンバーのみ対象。このアクセス期間内で利用が可能となる。
この「アクセス料金」に加え、実際の利用時間に応じて下記の「利用料金」がかかる。
| 利用時間 | 利用料金 |
|---|---|
| 30分まで | 無料(£0) |
| 1時間まで | £1 |
| 1時間半まで | £4 |
| 2時間まで | £6 |
| 2時間半まで | £10 |
| 4時間まで | £15 |
| 6時間まで | £35 |
| 24時間まで | £50 |
30分以内の利用であれば「利用料金」は無料で、TfLは明らかにこの利用形態を推奨しているわけである。30分以内というのは、ドッキング・ステーションから自転車を取り出して、別のドッキング・ステーションに返却するまでの時間なので、返却してすぐにまた別の(あるいは同じ)自転車を使用すればその時点からまた30分は無料となる。
つまり、30分以内の利用を繰り返せば、アクセス料金だけでロンドン中心部の移動が可能となる。例えば、1日ロンドン中心部の観光をする場合、24時間のアクセス料金=£1だけで済むわけで、上手く使えばかなりお得である。自転車で移動だと時間がかかるのではないかと思うかもしれないが、ロンドン中心部であれば待ち時間やバス停や駅までの歩く時間などを考えたら、自転車の方がバスや地下鉄よりも早い場合もかなり多い。ただ、物理的に自転車に乗るのが難しい場合、荷物が多い場合、天候が悪い場合などには当然適していない。
この他にかかる費用としては、
- メンバーとなる時にメンバーシップ・キー代として£3が必要
- 24時間以内に返却しないと、遅延料として£150
- 返却しなかった場合£300
など。
ちなみに、購入は18歳以上に限られる。自転車の利用は14歳以上であれば可能。
ドッキング・ステーションの位置
以下のページにドッキング・ステーションの位置を記した地図がある。
Barclays Cycle Hire Scheme | Transport for London | Interractive Map
各ドッキング・ステーションにも近くのドッキング・ステーションの位置を記した地図が設置されている。
現時点では、全てのドッキング・ステーションは大まかに言ってzone 1内のようだ。
ドッキング・ステーションの位置を表示するiPhoneのAppもいくつかダウンロード可能になっている。僕自身はまだ使っていないので、品質自体は何とも言えないが、とりあえずリンクだけ紹介。
London Cycle: Free Maps & Routes
London Cycle Hire
LondonCycle TFL London Cycle Hire Scheme
間違いなく今後もっと増えるだろう。
トラブルが発生したら…
もし、自転車に何らかの問題が発生して乗れなくなってしまった場合には、近くのドッキング・ステーションに自転車を返却し、故障ボタンを押す。
もし自転車を返却しようとしたドッキング・ステーションが満杯で返却できない場合には、ターミナルで最寄りのドッキング・ステーションを探し、15分間以内にそのドッキング・ステーションに返却すれば良い。
特に日本人向けの注意事項
自転車の歩道の走行は禁止されているので注意。自転車は車道を走らなくてはいけない。基本的に自転車は車と同じと考えた方が良い。イギリスでは、車も自転車も日本と同じ左側通行なので、その点はあまり問題にはならないだろう。
ロンドン中心部は基本的に道が狭くて車やバスの通行量も多いので、十分に注意する必要がある。基本的に車は自転車に道を譲ったりしないので、車の方が避けてくれるだろうと思うのは大間違いである。かといって、あまり過度に用心しすぎて走行速度が遅すぎるのもかえって危険なので、うまく交通の流れに乗る必要がある。
下記のTfLのビデオも参照。
僕は既にメンバーになってメンバーシップ・キーも数日前に受け取ったので、実際に乗った体験記もそのうち書こうと思う。
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